GEOC説明会に参加して(報告)

  11月28日(金)、25,26日に続いての「福島原発事故被害/放射能毒・化学毒を考えるパネル展示説明会」(於:GEOCセミナースペース)が無事終了しました。参加者は僅かで寂しい限りでしたが、解説者山田國廣先生の説明、そして参加者との質疑応答が熱心に行われました。


 今回の説明会では、5年前から「世界の核分裂事件後の被曝住民の健康被害発症の主要原因はテルルの化学毒と放射能毒(β線)の複合影響であった」ことを主張してこられた山田先生から衝撃の報告がなされました。福島原発事故だけでなく、過去の広島・長崎原爆、ビキニ水爆も含めて、事件後の被曝住民の健康被害の原因はいずれもテルル同位体が断トツ(衝撃の真実)のランキング1位だったことを1枚のグラフ土俵、(縦軸:全放射能に対する寄与率 横軸:核分裂後の時間)、及びホットパーティクル図解で明白に示されました。


 そして今まで隠され続けてきたテルル同位体が主要な原因であることが因果関係シナリオの説明で、もはやだれも否定できない事実として証明されたのです。

 いま求める会では、東電が原発事故での健康被害の主要原因がテルル同位体であったことを認め、そして被害者救済に責任をもって対応するべく公害等調整委員会に原因裁定の申請をして受理され審議の最中にあります。 
 今回の山田先生の報告がこの原因裁定で認められ更に責任裁定を経て被害者救済へと進展していくことを切に願っています。
           福島原発事故被害放射能毒・化学毒原因裁定を求める会 会員 森 國明

(追伸)説明会が無かった中日の27日、前々から願っていた山田先生と差しで談義する場を先生の宿泊ホテル、そして居酒屋で実現することが出来ました。そこで嬉しい報告を2つ聞くことが出来ました。一つは今回の解説シナリオ資料集を「核分裂・毒物テルルの発見」(藤原書店)に継いで同じ出版会社で出版することが決まったこと、そして今一つは来春を目標に権威ある国際学会に論文投稿する準備を始めているとの事でした。

(参考動画)中村修youtube
 福島第一原発事故のホットパーティクルによる複合毒性

コメントを残す