「ただいま療養中 原発事故で被曝した申立人のがん(多発性骨髄腫)病状記」を読んで
非常に読みやすく、一気に読ませて頂きました。命にかかわる最重度の病に侵されながらも、原発事故によって多くの住民が様々な健康被害を受けたことを明らかにし、原発廃絶を達成しようとする小笠原さんの不退転の決意と壮絶な闘病に深い感銘を受けました。そしてそれでもなお病身を押して遠方の集会や福島などへ出かけて真実を明らかにしようとする活動を死を賭して闘っておられるお姿に対して満腔の敬意を表します。更に、私の知らなかったいくつもの情報をお教え頂きました。
この本を、関係者は勿論、多くの人々に是非とも読んで頂けることを願います。「福島原発事故被害放射能毒・化学毒原因裁定を求める会」の申立人の一人として深く共感し、心からのエールをお送り致します。
(2025年12月15日 渡辺瑞也)